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公務員に向いている人と向いていない人の特徴【公務員からの転職】

今回の記事では公務員からの転職を考えている人に向けて「公務員に向いている人と向いていない人の特徴」について解説していきます。

 

この記事は、

・公務員からの転職を考えているけれどやっていけるか不安

・公務員と民間企業の働き方の違いについて知りたい

という方向けの記事です。

 

この記事を読めば、

・公務員に向いている人と向いていない人の特徴

・公務員と民間企業の違い

が理解できると思います!

 

適材適所という言葉のように、実際に私も公務員から民間企業へ転職したことによってとても働きやすくなりました。

公務員で消耗している人に、少しでも参考になれば幸いです。

 

公務員に向いている人と向いていない人の特徴

公務員に向いている人の特徴

公務員からの転職を考えいる人の中には「自分は公務員に向いていないんじゃないか」と思っている人も少なくないのではないでしょうか。

人間関係ならまだしも、仕事自体が自分に合っていなければ今後同じ仕事を続けていくのは辛いと思います。

まずは、こんな人なら公務員に向いているという特徴からお伝えしていきます。

①安定した職場で働きたい

公務員が恵まれていると言われる所以でもありますが、長く安定した職場で働きたいという願望がある人は公務員に向いていると言えるでしょう。

どれだけ世の中が不景気になろうと、基本的に公務員は首を切られることがありません。

老後のために、着実に資産を蓄えたいという人は公務員を続けた方が精神的な安定は得られるのではないでしょうか。

ただし、公務員などの事務職は今後AIの発展によってなくなっていくと言われています。

今すでに公務員として働いている人がすぐに首を切られることは考えにくいですが、公務員の安定も絶対的なものではないと心得ておく方が良いかもしれません。

 

②ルーティンワークが得意

これは部署によるところもありますが、公務員の仕事は基本的にルーティンワークです。

徹底的な前例踏襲主義とも言えますが、毎日同じことを着実に、コツコツと行うことが苦にならないという人は公務員に向いていると言えるでしょう。

特に窓口業務がメインとなる部署では、窓口で書類を受付して処理するまでの一連の流れを日々淡々とこなしていくことになります。

膨大な書類とコツコツ向き合える人は、公務員向きだと言えます。

 

③新しい環境に馴染みやすい

公務員をしている人なら分かると思いますが、公務員は異動で今までとは全く異なる分野の部署に異動になることも少なくありません。

私の働いていた部署でも、税金→教育→福祉のように全く畑違いの部署に異動している上司もいました。

ですから、全く新しい環境に異動しても出来るだけ早く順応できる人は公務員に向いています。

その部署によってルールや人間関係も異なるので、順応力は公務員に求められるスキルであると言えるでしょう。

 

④忍耐力がある

公務員の仕事では理不尽なクレームや苦情を受けることもしばしばあります。

窓口や電話での罵倒に病んでしまう職員も少なくありません。

たとえそのような状況にあっても、仕事だからと割り切って淡々と業務をこなすことができる人は公務員に向いていると言えます。

公務員の仕事は法令遵守が原則なので、市民の方々の希望に添えないことも多々あります。

そんなときにどれだけ相手へ根気強く説明ができるのかが大切です。

忍耐力は公務員にとってとても大切なスキルであると言えます。

 

⑤難しい文章が苦にならない

公務員の仕事は法令遵守であるため、日頃から法律や条例などの条文を目にすることが多くあります。

市民の方や事業者の方からの質問にも、法律に乗っ取って正確に答えなければなりません。

また、起案文書など自身で文書を作成するときにも条文は必ずと言っていいほど引用します。

そんなときに、条文の難しい文章を読むことが苦にならない人は公務員に向いていると言えるでしょう。

 

公務員に向いていない人の特徴

続いて公務員に向いていない人の特徴について解説します。

この特徴に当てはまった人は、民間企業に向いている人とも言えます。

公務員から民間企業への転職を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

①正当にスキルを評価されたい

公務員は基本的に年功序列なので、個人のスキルではなく勤続年数によって給与が上がっていきます。

ですから「仕事で成長することで評価されたい」と考えている人にとっては、あまり良い環境とは言えないかもしれません。

どれだけ頑張ってスキルを上げても、貰える給与は変わらないのです。

公務員には昇進もありますが、それは個人のスキルというより勤続年数や昇任試験の筆記試験や面接によるものです。

ですから、正当に個人のスキルを評価されたいという人は公務員よりも民間企業の方が向いているのではないでしょうか。

 

②個人で稼げるスキルを身に付けたい

公務員として働いていると、税金や保険などの知識は身につきます。

ですが、個人として稼げるスキルを身に付けられるかと言われれば、それは難しいように思います。

プログラミングやデザインなど、専門的なスキルを身に付けて手に職をつけたいという人は公務員よりも民間企業の方が向いていると言えるでしょう。

公務員をしながらでも資格取得やスクールに通うことで身に付けられるスキルはありますが、実践しながらスキルを身に付けたいという人や、将来独立を考えている人は民間企業でスキルを身に付けられる仕事に就いた方が手っ取り早いでしょう。

 

③スピード感のある仕事がしたい

公務員の仕事は法令遵守ということもあり、一つ一つの処理に時間がかかる仕事が非常に多いです。

窓口で書類を受け付けて、決裁が下りてから実際に本人へ通知が届くまで1ヶ月近くかかるものもあります。

また、何か取り組みたいと思うことがあっても、予算取りをしていなければ来年度へ持ち越しということも少なくありません。

柔軟にスピード感を持って仕事がしたいという人は、公務員よりも民間企業の方が向いていると言えるでしょう。

 

④今よりもっと稼ぎたい

公務員は決まった給料が勤続年数に応じて必ず受け取れる代わりに、副業が禁止されています。

ですから副業がしたいという人にとっては、公務員を続けることはオススメしません。

公務員でも株や投資で副収入を得ている人もいますが、ある程度の知識や初期投資が必要なこともありハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。

それより個人のスキルを活かして手っ取り早く副業がしたいという人は、副業が認められている民間企業で働く方が向いていると言えるでしょう。

 

⑤クリエイティブな仕事がしたい

公務員の仕事は法令遵守のルーティンワークが多く、クリエイティブな仕事とは言い難いでしょう。

ですから自分の考えを仕事に活かすことはなかなか難しい場面も多々あります。

それほど公務員の仕事は「法律」に縛られた仕事なのです。

自分のアイデアや企画を活かして働きたいと思っている人にとっては、公務員よりも民間企業の方が働きやすいのではないでしょうか。

 

まとめ

〈公務員に向いている人の特徴〉
①安定した職場で働きたい
②ルーティンワークが得意
③新しい環境に馴染みやすい
④忍耐力がある
⑤難しい文章が苦にならない

〈公務員に向いていない人の特徴〉
①正当にスキルを評価されたい
②個人で稼げるスキルを身に付けたい
③スピード感のある仕事がしたい
④今よりもっと稼ぎたい
⑤クリエイティブな仕事がしたい

 

これまで公務員に向いている人と向いていない人の特徴について解説してきました。

やはり自分に合った仕事に就くことが精神的な安定に繋がると思います。

公務員からの転職を考えている人の参考になれば幸いです。

ありがとうございました!