苦労して勉強して公務員試験に合格したという人なら公務員という仕事にそれなりのプライドを持っている人も少なくないかと思います。
ですが、公務員としてのプライドが転職活動においては余計なものとなってしまうケースもあります。
今回は公務員から民間企業へ転職するにあたっての意識の持ち方について解説していきます。
記事の内容
✔️公務員から転職したいならプライドを捨てるべき理由
✔️公務員から民間企業への転職活動時に意識したいこと
Contents
公務員から転職したいならプライドは捨てるべき3つの理由
理由①公務員の中には面倒なプライドの持ち方をしている人がいる
公務員としてのプライドを持つことは決して悪いことではありません。
ですが、中には悪いプライドの持ち方をしている人もいます。
✔️何だかんだ言って民間よりも公務員の方が上だと思っている
✔️民間企業に勤める人間よりも公務員の方が頭が良いと思っている
こういった民間企業を公務員よりも下の存在と見るようなプライドの持ち方は、民間企業への転職活動の際には捨てるべきです。
理由②公務員試験しか受けたことがない人は就活初心者として臨んだ方が良い
公務員試験しか受けたことがなく、民間企業の就職活動が初めてという人は就活初心者であるという意識でいることが大切です。
公務員から民間企業への転職は十分に可能です。
ですが、最初から「民間企業なんて余裕だろう」と舐めてかかっていては痛い目を見ることになるかもしれません。
一からしっかりと民間企業の就職活動の対策をして臨みましょう。
理由③就活では謙虚な姿勢が好まれる
民間企業での転職活動時には必ずと言って良いほど「なぜ公務員を辞めて民間企業に転職をするのか?」ということを聞かれます。
その際に好まれるのは謙虚な姿勢です。
✔️自分自身の成長の為には公務員よりも民間企業の方が合っていると感じた
✔️御社の○○という理念に強く惹かれた
✔️公務員として培ったスキルをさらに伸ばすためには民間企業の環境が良いと思った
公務員としての良くないプライドは出さずに謙虚な姿勢でいるように心がけましょう。
プライドを捨てる=公務員を卑下するではない
良くないプライドは捨てるべきですが、これは公務員を卑下することではありません。
公務員としての仕事に誇りを持っているということは素晴らしいことです。
そこで注意したいのが、転職活動時に公務員に対してネガティブな発言をしないことです。
✔️公務員の仕事の○○という部分が嫌だった
✔️公務員はブラックだった
✔️人間関係が悪かった
企業の採用担当者が一番心配していることは「また同じ理由で辞められるのではないか?」ということです。
ですから、出来るだけ公務員に対するネガティブな発言は控えて、転職に対するポジティブな理由を話すと印象が良くなります。
民間企業へ転職したいなら良い意味で公務員に染まらないこと
公務員の働き方には、民間企業からすると「普通ではない」ことがたくさんあります。
民間企業に転職をしたいのなら、そういった公務員ならではの意識に染まらないことが大切です。
民間企業というのは基本的にお客様を第一に考えます。
たとえば、お客様から何かの書類を受け取るにしても公務員であればそれが直接自分たちの利益に結びつくわけではありません。
ですが、民間企業ではお客様と何かの契約を結ぶ=会社の利益に直結するわけです。
ですから書類の内容を一つひとつ丁寧に説明するなど、公務員として働いていた頃以上に気を遣う部分はたくさんあるかもしれません。
さらに、公務員は基本的に効率を重視しない働き方をしています。
電子で済むような申請も全て紙ベースの用紙を使用したりなど、民間では考えられないような業務のやり方をしている部分も多々あります。
ですから公務員としての仕事のやり方に染まり過ぎてしまうと、民間企業に転職したときにギャップを感じるかもしれません。
転職後も謙虚な姿勢が好まれる
実際に民間企業へ転職した後には、公務員をやっていたというだけで「すごいですね」「頭良いんですね」などと言われることもあるかもしれません。
ですが、民間企業の社会人としては初心者なのです。
ですから傲慢にならずに謙虚な姿勢でいることで、周りからも好印象に映るでしょう。
以上が公務員から民間企業への転職時にプライドを捨てるべき理由です。
公務員という身分でいることで傲慢にならずに、謙虚な姿勢で臨むことが民間企業への転職の近道です。