転職体験記

公務員から民間企業へ転職してもやっていける5つの理由【余裕です】

公務員から民間企業へ転職してやっていけるだろうか…

そんな不安を抱えている人も少なくないと思います。

特に公務員しか職務経験がない人にとって、民間企業は未知の世界です。

今回は、公務員から民間企業へ転職した私が「公務員から民間企業へ転職してもやっていける5つの理由」をお伝えしていきます。

<記事の内容>
・公務員から民間企業へ転職してもやっていける5つの理由
・公務員と民間企業の違い

 

公務員から民間企業へ転職してもやっていける5つの理由

①メンタルが強い(忍耐力がある)

私は公務員として5年半務めたことで、何よりもメンタルが鍛えられました。

公務員として働いていると、日々市民の方や事業者の方からクレームを受けることがあるかと思います。

新卒で入庁した頃はクレームに怯える日々でしたが、5年も経つと割と冷静に聞けることができるようになりました。

聞くというより、「聞き流すスキル」が身につきました。

 

さらに、公務員には独特の閉鎖的な人間関係があり、常に上司に気を遣っていたという人も少なくないのではないでしょうか。

謎の派閥、謎の歓送迎会後の挨拶まわり、、、

公務員には独特のルールが沢山あったように思います。

 

そういった環境で働いてきた公務員には、メンタルの強さと忍耐力が備わっています。

私が民間企業に転職してから感じたことは、精神的なストレスが公務員の100倍マシだということです。

よく公務員はぬるま湯に浸かっているなどと言われますが、公務員の精神的ストレスは計り知れないものであったと今になって感じます。

 

公務員として懸命に働いてきた人は、十分民間企業でやっていけると思います。

 

②クレーマーが少ない

先ほどの項目でも書きましたが、公務員は民間企業に比べてクレームを受ける回数が比べ物にならないぐらい多いです。

私が民間企業に転職して一番驚いたことは、お客様が怒っていないことです。

それぐらい、役所の窓口に来る人ってあまり機嫌が良いとは言えないんですよね。

 

さらに、公務員が受けるクレームって内容が重かったり、理不尽なものが多かったように思います。

自分の生活が関わっているのですから内容が重くなるのは仕方のないことですが、「公務員だから」という理由で理不尽なことを言われることも多々あり正直とてもしんどかったです。

 

民間企業に転職してからは、クレームを受けることも減りましたし、受けたとしてもあまり内容が重苦しくないので精神的にとても楽です。

公務員として沢山のクレームを受けてきた人は、民間企業でも十分にやっていけると思います。

 

③仕事の飲み込みが早い

公務員試験を突破してきた人は、ある程度の教養がある人です。

さらに、公務員の仕事は難しい法律や制度、税金や手当などの数字を扱うものが非常に多いです。

また、その難しい制度を窓口や電話で分かりやすく相手に説明するスキルも求められます。

 

そういった業務は誰でもできる訳ではありません。

そのために公務員試験で教養があるかを試験されているのかもしれません。

 

ですから、公務員として難しい法律や制度に触れてきたおかげで、ある程度難易度の高い業務でも抵抗なく扱うことができるようになります。

特に、書類や文書を読むことに関してはかなりスキルが高いと言えるでしょう。

役所から市民の方への通知などは、個人情報の取り扱いなど誤りがないよう細心の注意を払って作成します。

それらの経験は民間企業へ転職してもとても役立つものだと言えます。

 

④数字に強い

公務員として働いていたときを思い返すと、税金や保険料、手当額など「数字」に触れる機会が非常に多かったように思います。

さらに、それらは数式によって算出されるものなので、算出方法も理解しておく必要がありました。

所得を確認して、控除を差し引いて、額を計算する。

そんな非常に難易度の高い数字に触れてきた公務員としての経験は、民間企業でも存分に活かすことができます。

 

⑤転職したことで自信がつく

私は公務員から民間企業へ転職できたということで、とても自信を持つことができました。

一度転職してしまえば想像以上にアッサリとしていて、「こんなものか」と思ったほどです。

さらに、転職できたことで「その気になればまたいつでも転職できるんだ」という逃げ道を作ることができたのも非常に大きかったように思います。

 

公務員から転職したことは、大きな自信に繋がります。

この人はうちの会社でやっていけるだろうと判断されたからこそ、採用されるのです。

ですから、自信を持って業務にあたりましょう。

 

公務員と民間企業の違い

①利益を重視する

公務員と民間企業の違いとして一番大きなものは「利益を重視すること」でしょう。

公務員として働いていたときは、もちろん売上なんてものは存在しないので利益を意識して働いたことはありませんでした。

 

最初は違和感を感じる人もいるかもしれません。

ですが、売上という「目標」があることで仕事のモチベーションに繋がります。

 

公務員として働いていたときは、なんの目標もなく働いていました。

ですから「このままずっとこんな生活が続くのか」と漠然とした不安を抱えていたように思います。

 

私たちは思っているよりも「目標」に支えられているのかもしれません。

確かに、「生きる目的」がわからなければ生きる気力も湧かないように、

仕事においても「目標」があることで頑張れるのだと思います。

 

ですから、「目標」のある民間企業の方が働きやすいという人も多いのではないでしょうか。

 

②正当にスキルを評価される

公務員は年功序列の世界ですから、給料は基本的に勤続年数に応じて自動的に決まります。

ですから「どれだけ頑張っても給料は一緒」なのです。

そのため公務員として働いていたときは、仕事に対するやる気があまり起きませんでした。

 

昇進試験も年齢制限があり、30歳以上でないと受けることができませんでした。

ですから20代の私にとっては、いかにそつなく仕事をこなして休むかが最重要項目だったように思います。

 

それが民間企業に転職してからは正当に自分のスキルを見て評価してもらえるようになりました。

それがプレッシャーに感じる人もいるかもしれませんが、その分昇進していく人はそれなりのスキルがある人なので、仕事をしない上司は存在しません。

公務員として働いていたときは、自分よりも経験年数が多い上司がやたらと制度のことを聞いてきたり、ずっと仕事をしないで雑談をしている上司を見て疑問に思うこともありました。

 

民間企業ではスキル重視のため、仕事に対して熱意を持って働いている人が多いように思います。

また、頑張った分だけ評価してもらえるのもモチベーションに繋がります。

 

以上が公務員から民間企業へ転職してもやっていける5つの理由です。

公務員からの転職を迷っている人の中には、自信がない人が多いように思います。

 

公務員は自分たちが思っているよりも、市場価値が高いのです。

自分の市場価値を知っておくことも、転職への後押しになるのではないでしょうか。

最近では転職情報サイトで自分の市場価値を簡単に調べることもできます。

ぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。

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この記事が少しでも転職を考えている人の参考になったのなら幸いです。