公務員からの転職を考えているけれど、世間的に公務員を辞めることって不思議がられそう…
実際に辞めた人はどんな理由で退職したんだろう…
今回はそんな方のために、私が公務員を辞めた理由についてお話します。
今後転職を考えている方の参考になれば幸いです。
<記事の内容>
・私が公務員を辞めた理由
・辞めると言ったときの周りの反応
・辞めて後悔しなかったか
Contents
私が公務員を辞めた理由
私は公務員として新卒から5年半勤務をしました。
その中で2度の休職を経験しました。
1度目は2年目のとき、2度目は5年目のときでした。
そして、退職を決意したのが2度目の休職中でした。
仕事が楽しくなかったから
一番大きな理由はこれです。
公務員は「安定」を求めて目指す人が多く、公務員の仕事自体が好きだと言う人は少ないのではないでしょうか。
私も公務員という仕事自体を楽しいと思えなかったし、好きになることができませんでした。
仕事だから割り切れと言われればそれまでですが、仕事というものは人生の膨大な時間を費すものです。
私は、自分の時間(命)を好きではないものに費すのが嫌になったので、公務員を辞めました。
制度と自分の思いのジレンマが辛かったから
公務員の業務は法令遵守です。
ですから、自分が「こうしたい」「こうすればもっと良くなるのに」と思うことがあっても制度という壁に阻まれることが非常に多いのです。
目の前に困っている人がいるのに、手を差し伸べることができない。
それが私が公務員に限界を感じた大きな理由です。
将来性を感じられなかったから
公務員は安定だと言われていますが、私はそうは思いませんでした。
公務員の仕事の多くはAIが発達すればなくなるものだからです。
住民票の異動や税金の申告など、将来的には全てオンライン化されるでしょう。
そうなったとき、公務員の存在意義はどれだけ残るでしょうか。
もっと将来を見据えた仕事がしたいと思ったことが、私が公務員を辞める決意をした理由です。
独特のルールに疲れたから
市役所には独特のルールというものがありました。
部署によっては朝イチで上司にお茶を入れたり、歓送迎会のあとは挨拶回りをしたり、年末年始は各部署への挨拶回りをしたり。
人間関係も独特のルールがありました。
闇が深すぎる部分もあるので詳しくは言えませんが、謎の派閥があったり。
そんな閉鎖的な、独特のルールに私は疲れてしまいました。
もっと自由に働きたいと思ったことが、私が公務員を辞めた理由です。
副業がしたかったから
公務員は基本的に副業が禁止されています。
株や投資をしている人はいましたが、私は自分のスキルを活かした副業がしたかったのです。
収入の窓口というものは、多ければ多いほど生活もメンタルも安定します。
もっと自分のスキルを磨いて活かしていきたいと思ったので、私は公務員を辞めました。
他にやりたいことができたから
私は公務員を辞めて、現在は民間企業に勤めています。
現在の仕事は「自分が本当にやりたいと思ったから」転職を決めました。
私はずっとやってみたいことがありましたが、公務員をいう安定を捨てる勇気が出なくてずっと逃げていました。
ですが、転職して思うことは「やりたいことがあるのなら、絶対にやったほうが良い」ということです。
世の中にはやりたいことが見つからないという人も多くいます。
その中で何かやりたいことがあるというのは、とても素晴らしいことです。
どうかその思いを無視しないで、チャレンジしてみてください。
公務員を辞めると言ったときの周りの反応
辞める人は何となく周りも分かっている
私は信頼している同期に「仕事を辞めようと思う」ということを言ったとき、「いつかは辞めるだろうと思っていた」と言われました。
辞めていく人って、周りも何となく分かってくれているんですよね。
特に私は「こんなことをしてみたい」というのを普段から言っていましたので、公務員を辞めるつもりでいたことが何となく周囲に伝わっていたのかもしれません。
また、両親についても同じです。
2度も休職をして、辛い思いをしていたことを一番近くで見ていたのは両親です。
私が「公務員を辞めてやりたいことがある」と言ったとき、反対もされませんでした。
周りの声は気にしなくていい
とは言え、公務員を辞めると言ったら「勿体無い」「辞めてどうするのか」と言われることも多いと思います。
ですが、そんな他人の声は全く気にしなくて良いのです。
結局他人は自分の人生の責任を取ってくれないのですから。
他人の声で自分の人生を決める必要はありません。
自分の人生ですから、自分の責任で決めれば良いのです。
公務員を辞めても後悔しません
私は新卒から5年半勤めた公務員を辞めましたが、全く後悔しませんでした。
それは「辞める理由」をきちんと自分の中で考えて、自分の責任で決断をしたからです。
誰かがこう言ったから、という他人目線で決めるのではなく自分の意思で決断することが大切です。
私は公務員を辞めて、今は好きなことを仕事にできています。
正直あのまま公務員を続けていても、また休職をして同じことの繰り返しだったと思います。
自分の人生ですから、きちんと自分の責任で決断して行動すれば後悔することはありません。