今回はそんなあなたの為に、公務員からの転職を決意したときにまずやるべきことをお伝えしていきます。
この記事では、
・転職活動を始める前にまず考えること
・転職活動を始める第一歩
・転職活動の進め方
について解説していきます。
私自身、新卒から5年半勤めた地方公務員を退職して民間企業への転職を果たしました。
その経験を踏まえて、公務員からの転職に踏み切るあなたの背中押すことができれば幸いです。
Contents
公務員からの転職を決意したときにまずやるべきこと
ステップ1:転職したい理由を明確にする
転職をするにあたってまずやるべきことは、なぜ転職したいのかを明確にすることです。
なぜならその理由によって、次に進むべき方向が見えてくるからです。
それだけでなく、転職したい理由は転職先の面接でも必ずと言っていいほど聞かれる項目です。
まずは転職したい理由を書き出してみてください。
その上で、次の段階を考えていきましょう。
下記にいくつかの例をあげてみます。
①人間関係が辛い
これは仕事をしている上で一番多いストレスなのではないでしょうか。
特に行政という組織では人間関係が特殊だと感じる部分も多く、辛い思いをしている方も多いと思います。
・上司とのコミュニケーションが上手くいかない
・パワハラがある
・上司が仕事をしない、責任を部下に押し付ける
・ベテランの臨時職員さんが怖い
etc.
思いつく限りでもかなり沢山あります。
ただし、純粋に「人間関係だけ辛い」という場合、すぐに転職に踏み切る必要はないと思います。
なぜなら公務員には異動や休職といった制度があるからです。
人間関係が辛く病んでしまっても、部署異動したことによって仕事を続けられるようになった人も沢山います。
ですから、まずは異動や休職といった制度が使えないのか検討してみてはいかがでしょうか。
とはいえ、人間関係が辛すぎてもう今の職場に通うことすら嫌だと感じている方もいるかもしれません。
そんな方は下記で解説する転職ステップをぜひ参考にしてみてください。
次のステップ:異動や休職を検討、転職する
②仕事が合わない
転職を決める人の理由で一番多いのがこれではないでしょうか。
どれだけ人間関係に恵まれていても、仕事自体が自分に合わなければずっとストレスを感じ続けることになりますよね。
たとえば、窓口業務が苦手などであれば部署異動で解決されることもあるかもしれません。
ですが、公務員という働き方自体が自分に合っていないと感じるのであれば転職を検討するのが良いかと思います。
公務員が合わない人の特徴として、
・ルーティンワークが苦手
・個人のスキルを発揮したい
・個人のスキルに応じた報酬が欲しい
・制度や法律など堅苦しいルールが苦手
・クリエイティブな仕事がしたい
etc.
このような特徴に当てはまる人は、公務員から転職をすることで自分のスキルを存分に発揮できるのではないでしょうか。
次のステップ:異動や休職を検討、転職する
③今よりもっと稼ぎたい
転職を考えるときに重視したいことは、やはり給与面です。
公務員は副業が禁止されているので、本業以外での収入の窓口が民間企業に比べて限定されてしまうのは仕方のないことです。
株や投資を上手く運用して稼いでいる人もいるかもしれませんが、本業でもっと稼ぎたいという人やガッツリ副業したいという人はやはり転職をした方が良いのではないでしょうか。
公務員は安定しているとは言われていますが、やはり貰える給与はあまり多くはありません。
実際に私は地方公務員として新卒から5年半勤めましたが、最後まで手取りが20万を超えることはありませんでした。
転職してからは副業もできるようになったので、心の余裕もできました。
今よりもっと稼ぎたいという気持ちがある人は、転職を考えてみても良いかもしれません。
次のステップ:株や投資をする、転職する
ステップ2:転職したい業界を決める
ステップ1でなぜ転職したいのかが明確になったら、次はどの業界に転職したいかを考えます。
具体的にやりたいことがある人はこのステップは飛ばして大丈夫ですが、まだ決まっていないという人はまず業界を絞ることから始めてみてください。
そのために大切なのが自己分析です。
・自分の得意なこと、苦手なこと
・自分の好きなこと、嫌いなこと
・自分の持っているスキル
・前職での実績
etc.
まずこれらを書き出してみると良いでしょう。
特に、前職での実績は面接でもよく聞かれる部分です。
公務員をしていると「業務で何かを成し遂げた」という経験は少ないかもしれません。
ですが、自分が仕事をする上で工夫していたことなど、行政のルール内で出来る行動をしたことで良いので書き出してみることをオススメします。
そして具体的な業界ですが、基本的には自分の性格に合った業界を選ぶのがベストだと思います。
まずは自分の性格に合うこと、そこからさらに給与面や離職率などを見て細かく絞っていくと良いでしょう。
それから業界を選ぶにあたって不安に思う部分は、「未経験の業界へも転職できるのか?」ということだと思います。
私の経験から言うと、未経験の業界への転職は十分可能です。
なぜなら私自身、全く未経験の業界へ転職したからです。
そして、転職してから知ったことは「未経験の業界へ転職する人は意外と多い」ということ。
特に前職の仕事自体が合わないと感じて辞めた人の大半は、未経験の業界への転職を考えるでしょう。
経験している分野の方が慣れるのが早いというメリットはありますが、未経験でも公務員をやれるだけの教養がある人なら大丈夫でしょう。
大切なのは自分が転職したい業界に転職することです。
そのためにもまずは自己分析をして、転職したい業界を絞っていきましょう。
ステップ3:自分の市場価値を知る
業界が決まれば早速転職活動へ…と行きたいところですが、その前にやっておいた方が良いことは「自分の市場価値を知る」ということです。
市場価値と聞くと「前職が公務員の自分には価値がないのでは」と心配する方もいるでしょう。
私自身も転職する際に心配だったことが「民間企業でもやっていけるだけのスキルが自分にあるのか」ということ。
ですが、その心配は全く必要のないものでした。
なぜなら、公務員の転職市場価値は思っているよりも高いのです。
公務員が転職市場において評価される理由は以下のようなものが挙げられます。
・公務員試験を突破しただけの知識と教養がある
・法律や制度を扱う業務が多く頭が良い人が多い
・公務員という安定を捨てて転職に踏み切る熱意
私自身も転職活動中や転職をした後に「公務員だから仕事ができない」というような扱いを受けたことは一切ありません。
どれどころか、前職が公務員だったと伝えると税金などの制度について聞かれることもあり、重宝されることが増えました。
そもそも、公務員だから仕事ができないという偏見で人を判断する会社へは転職しないことをオススメします。
ですから、まずは自身を持って転職活動へ踏み切ることが大切です。
市場価値についてはDODAやミイダスなどの転職サイトで簡単に調べることができるので、ぜひ転職活動を始める前にやってみてはいかがでしょうか。
ステップ4:自分の人材価値を高める
公務員は市場価値が高いというお話をしましたが、転職するにあたり自分の人材価値を高めておくことは有利です。
人材価値を高めると言うと大きなことのように聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと勉強してスキルを身につけるということです。
これは転職したい業界に合わせたスキルを身につけると良いでしょう。
何かしらの資格を取ったり、スクールに通ってスキルを身につけたりなど。
勉強はすればするほど自分の財産になります。
スキルを身につけてから転職活動をする必要はありませんが、転職活動と並行して何かしらの勉強をしておくことをオススメします。
Webで無料体験ができるスクールなどもあるので、試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上が公務員からの転職を決意したときにまずやるべきことです。
私自身の経験から言って、公務員からの転職は決して難しくありません。
転職するまでは不安もありますし、公務員という安定を捨てることに対する抵抗もありました。
ですが本当に自分が限界を感じているとか、他にやりたいことがあるという人は、転職という決断をすることで人生が充実するのではないでしょうか。
私も5年半地方公務員として勤めましたが、転職した今だからこそ言えることは「もっと早く決断しておけばよかった」ということです。
それぐらい、公務員から転職したことで楽しく働けるようになりましたし、ストレスもほとんどなくなりました。
このブログが、公務員で消耗している人に少しでも希望を与えることができれば幸いです。
ステップ1:転職したい理由を明確にする
ステップ2:転職したい業界を決める
ステップ3:自分の市場価値を知る
ステップ4:自分の人材価値を高める