制度関係

公務員を退職したときに貰える退職金について【勤続5年の金額公開】

公務員からの転職を考えている人にとって気になることと言えば、退職時に貰える退職金なのではないでしょうか。

転職1年目は給料が下がるというし、やっていけるか不安…

という方も少なくないのではないでしょうか。

 

この記事ではそんな方のために、

・退職時に貰える退職金の額

・勤続5年半で貰えた退職金の額

をお伝えしていきます!

 

公務員を退職したときに貰える退職金について

公務員の退職金は民間企業の退職金を基準に決められている

実は、公務員の退職金は民間企業の退職金を基準に決められているんです。

基準としては「従業員50人以上の企業」だと言われており、5年ごとに見直しと改正が行われています。

とは言え、退職金に関する調査では民間企業より公務員の方が高いという結果も出ており、退職金においては公務員は恵まれていると言えるのではないでしょうか。

 

退職金は計算式に当てはめることで簡単に算出できる

公務員の退職金には計算式があります。

額は地方自治体によって若干の差はありますが、大体の額はこの計算式で算出することができます。

退職手当額=基本額+調整額
基本額=退職日給料月額×退職理由別・勤続年数別支給率
調整額=調整月額のうちその額が多いものから60月分の額を合計した額

ここで注意しなければならないのは、自己都合退職の場合は支給率が低く設定されているということ。

調整額については、勤続年数9年以下の場合0になります。

基準額と調整額については、内閣HPで確認できます。

【参考】
国家公務員の退職手当制度の概要

 

退職金計算サイトを使えば一瞬で計算できる

退職日の給与月額と、自分の職員区分が分かれば以下のサイトで簡単に計算できます。

ぜひ一度計算してみてはいかがでしょうか。

地方公務員の退職金の計算

 

勤続5年半の退職金の額

勤続5年半の退職金の額

私は新卒から5年半で公務員を中途退職しました。

住民税を一括納付したため、その分が差し引かれて振込額は40万円弱でした。

大体ボーナスと同じぐらいの額ですね。

また、振込日は退職した翌月の給料日でした。

退職金は口座を分けて振り込んでもらうことも可能なので、今後のために貯蓄に回しておくのも良いでしょう。

 

退職金の使い道

私は退職した翌月と翌々月のみ健康保険を共済組合の任意継続制度を利用したので、その支払いに当ててあとはほとんど貯金にまわしました。

ですが、余裕のある人やすぐに次の職に就かないという人は自身のスキルアップのために使うのも良いかもしれませんね。

公務員は安定していると言われていますが、本当の安定は自分で稼げるスキルを身につけることだと思います。

資格を取ったり、スクールに通ったり、パソコンなどの機材を揃えて未来への投資をする良い機会なのではないでしょうか。

 

このブログが公務員からの転職を考えている人にとって少しでも参考になれば幸いです。