と思っておられる方も多いと思います。
民間企業へ転職するためには、民間企業に合った自己PRをすることが大切です。
そこで今回は、私が実際に転職する際に使ったPRをご紹介していきたいと思います。
<記事の内容>
・公務員から民間企業へ転職するための自己PR方法
・公務員として得られるスキル
公務員から民間企業へ転職するための自己PR
公務員から民間企業へ転職するためには、民間企業に合った自己PRをする必要があります。
そこで、まずは民間企業の特徴を押さえておく必要があります。
・利益を追求する
・効率やスピード重視
・柔軟性を求められる
業界によってもう少し細かく特徴はありますが、民間企業の特徴をざっくりと挙げるならこのようなものでしょう。
そして、民間企業へ転職するためには「自分は上記の特徴に当てはまる人間だ」「自分のスキルは民間企業の求めているものとマッチする」ことをアピールすれば良いのです。
そして、そのためのスキルは公務員として働く中で十分に取得できるものです。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
公務員は数字に強い
公務員として働いている方なら分かると思うのですが、公務員って「数字に触れる機会」がものすごく多いです。
税金、保険料、手当、年金など、毎日のように数字に触れています。
さらに、それらを所得に応じて計算式に当てはめ算出する必要もあります。
また、行政には「予算」というものが存在します。
決められた予算の中で、事業をやりくりすることも公務員として働く中で身についたスキルです。
ですから、利益を求める民間企業においても「数字」というものに対する免疫は十分に活かしていけます。
そして、民間企業で自己PRをする際に重要なポイントが「数字に置き換えてアピール」することです。
(例)
・税務課で窓口業務を担当していた
→繁忙期には1日△△件以上の窓口対応を捌いていた。
・児童手当の支給を担当していた
→市民△△△世帯に対する手当○○億円の伝票を管理していた
このように、数字に置き換えてアピールすることで、相手にとってもイメージがしやすいのです。
ですから、履歴書や職務経歴書の作成時にはぜひ活用すると良いでしょう。
公務員は思考力がある
民間企業への転職を考えているような公務員の方は、思考力がある方が多いです。
中には思考停止しているような公務員もいるかもしれませんが、転職を考えている人の中にそのような人はいないと思います。
公務員の仕事は「効率性やスピード感に欠けるもの」がたくさんあります。
公務員の仕事が息苦しいと感じている人は、「もっとこうすれば効率よくできるのに」「もっとこうすれば改善できるのに」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そういった問題意識こそ、民間企業への転職の際に役立つのです。
私が転職活動中に聞かれた質問の中には、
公務員として働く中で、自分のアイデアで改善したことや成果をあげたことはありますか?
というものが非常に多かったです。
公務員は法令遵守のため、自分の力で改善できる点は少ないかもしれません。
ですが、どんな些細なことでも良いので自分が意識して改善した点をアピールしましょう。
(例)
・市民の方へ送付する書類の宛先を、情報担当に相談して住民基本台帳のシステムからピックアップできるようにした
・窓口の回転率を上げるために、番号札を作成した
公務員の業務にはたくさんの改善すべき点がありますから、日頃から自分が意識していたことをアピールすると良いでしょう。
公務員は柔軟性がある
公務員はあまり柔軟性がないように思われますが、そんなことはありません。
なぜなら、公務員は異動によって全く畑違いの部署へ配属になることも多いからです。
異動するたびに、その部署での業務やルールを覚えることは簡単なことではありません。
ですから、全く知らない部署に異動しても柔軟に対応できたことはアピールポイントとなります。
また、異動したことで前の部署と今の部署の間にあった溝を埋めることができたという経験などあれば積極的にアピールすると良いでしょう。
(例)
・税務課から福祉課へ異動になった
→福祉課から税務課に対しての税額照会の際に使用していた様式を分かりやすく改変した。
このように、多部署へ異動しても柔軟に対応できたことや、円滑に業務が進むように改善したポイントがあればアピールすると良いでしょう。
公務員は忍耐力がある
公務員はどうしても世間的に「ぬるま湯に浸かっている」というイメージを持たれがちです。
ですが、公務員はそのような世間的な批判を耐えながら日々仕事をしています。
私も公務員として働いていたとき、窓口や電話でクレームを受けたり、公務員というだけで理不尽なことを言われた経験もあります。
そんな厳しい環境で働いてきた公務員には忍耐力があります。
特にクレーム対応をした経験は、民間企業での転職の際に大きなアピールポイントとなりました。
(例)
・窓口で一方的に怒鳴ってくる市民の方がいた。
→ただ制度の説明を繰り返すだけでなく、まずは「不快に思われた相手の気持ち」に寄り添って丁寧な説明をしたところ、最後には「ありがとう」と言って帰られた。
公務員として働いている中で、このように市民の方から苦情やクレームを受けた経験のある方も多いと思います。
そのときの対応を思い出して、アピールポイントに変えていくことで忍耐力やコミュニケーション力を評価してもらうことができます。
民間企業の特徴を押さえてそれに合わせたアピールをすれば問題ない
民間企業への転職の際に、自分がアピールできることがあるのかと不安に思われる方も多いと思います。
ですが、今回解説したように
・民間企業の特徴を押さえる
↓
・公務員として培ったスキルをそれに合わせてアピールしていく
この流れで自己PRをすれば問題なく内定を貰うことができました。
大切なのは、民間企業に合った自己PRをすることです。
自分のスキルや経験を民間企業に合った形でアピールすることができれば、書類選考も面接も不安に思う必要はありません。
この記事を参考にして、民間企業に合った自己PRを作成してみてください!